本山のある京都へお参りしてまいりました。

皆様、あっという間に二月が過ぎ、三月を迎えました。
今年の山形は街中にはほとんど雪がなく、例年に比べると大変過ごしやすい冬となりました。とはいえ、雪景色の少ない冬にはどこか物足りなさも感じられ、山形らしい冬の風情が恋しくもあります。
さて、先日、住職としての勤めの一つとして、本山のある京都へお参りしてまいりました。本山にて静かに手を合わせ、自身の法務を振り返る時間を持たせていただきました。日々、当山において皆様と向き合う中で、知らず知らずのうちに慌ただしさに心を奪われることもあります。本山の厳かな空気の中でお念仏を称えますと、自らの原点を改めて確かめる思いがいたしました。
その後、京都市内のゆかりの寺院にも参拝いたしました。

最初に訪れたのは京都市中京区にある、紫雲山頂法寺(通称六角堂)です。
聖徳太子が開基となるお寺で、初代住職は小野妹子が就任しました。華道発祥の地として知られ、あの有名な華道池坊を現代に伝えてます。このお寺の歴代住職が池坊の家元を兼務しています。
比叡山延暦寺(天台宗)で9歳から29歳まで厳しい修行をしていた親鸞は、迷いを断つことができず、比叡山からこの六角堂に100日間の参籠を行い95日目の暁に救世観音が現れて、肉食妻帯を認められ、親鸞が浄土の教えと出会う機縁となりました。
その後すぐに東山吉水の浄土宗の法然聖人を訪れ弟子となりました。

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